漢方の考え方

漢方の考え方で、小倉左羅さんの、興味深い記事を掲載します。

気診による漢方診断は、まずは患者様の気の状態を拝見して
漢方を合わせていきます。

最初は身体を取り巻く気全体を診ていきます。

身体を取り巻く気が、ひどく乱れている場合、私の胸鎖乳突筋で
強く緊張すると捉えれられます。これを気診では『風邪(ふうじゃ)』が
ついている状態と判断致します。まだ風邪(かぜ)をひいてはいない
いわゆる未病の状態と捉えております。


身体を取り巻く気に風邪(ふうじゃ)がついていますと

・身体が重い
・冷えている
・元気が出ない
・筋肉や関節が痛い
・やる気が出ない
などといった状態になります。

まずは漢方で風邪(ふうじゃ)を取っていきます。
風邪(ふうじゃ)がどのあたりに付いているかによって、合う漢方は異なりますが、
身体を取り巻く気がクリアになり、お身体がリラックスする漢方を気診で選択します。

たいていは、合う漢方を手に持って頂きますと、
「温かい!」「肩が楽になった!」など、お身体で実感して頂けます。

そんな漢方をほんの少し、耳かき1杯程度なめて頂くと風邪(ふうじゃ)は取れて
お身体は楽になります。風邪(かぜ)を引いているわけではありませんので、
漢方の量は少なくても効果があります。

ただし、漢方はその方の状態や季節によって変化していきますので、
理想的には2週間に1回程度、少なくとも1か月に一度は漢方を合わせて
確認した方がよいです。

風邪は万病の元!
まずは風邪を取ることが重要です。