2017-11-14から1日間の記事一覧

百人一首の口語訳75-100

七六 大海原に舟をこぎ出して眺めわたすと、はるかかなたに、雲と見まちがえるばかりに沖の白波が立っている。 七七 川瀬の流れがはやいので、岩にせきとめられる急流が二つに分かれていても結局は落ち合う。同じようにあの人と別れていても将来はきっと逢う…

百人一首の口語訳61-75

六一 昔の奈良の都の八重桜が、今日は九重の宮中で、常にもましていちだんと輝かしく咲きほこっていることだ。 六二 深夜のうちに、鶏の鳴きまねで人をだまそうとしても、あの函谷関ならいざしらず、この逢坂の関はけっしてゆるすまい。 六三 今となっては、…