2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自動詞の受け身

日本語では、自動詞の受け身という変わった現象があります。そのことをまとめてみました。通常、「受身文」と「使役文」を表すとき、動詞は他動詞が用いられ、動作主はニ格で示され、「れる・られる」「せる・させる」で表されることが多い。 英語の受身文で…

木門五先生

木門五先生 儒者の木下順庵は、多くの門人を育てました。その木下順庵の優秀な門下生を「木門五先生(ぼくもんごせんせい)」といいます。その五人は以下の通りです。 新井白石(あらいはくせき) 室鳩巣(むろきゅうそう) 雨森芳州(あめのもりほうしゅう…

実践心理学のすすめ

○実践心理学のすすめ大学などで学ぶ心理学は、学問的な心理学ですぐに実践は難しいのが現状です。そこで、すぐに実践できる心理学を学ぶことをおすすめします。それは、心理療法などの各種セラピーです。各種の心理療法のテクニックを知っていると、実践的で…

小説を文章や会話に生かす

「小説を文章や会話に生かす」 人と話すには、ボキャブラリー(語彙)が豊富な方が有利なのはいうまでもありません。ビジネス書や評論や専門書などを読むと、頭が論理思考になり、教養を高めるのにたいへん役立ちます。また、簡潔な言い方をするのに便利です…

歯の本数と食事の質

「歯の本数と食事の質」 歯は28から32本あります(4本は「親知らず」です)。その構成は次のようになります。 門歯(前歯)・・8本・・植物食を食べるたものもの 犬歯・・4本・・動植物を食べるためのもの 臼歯・・20本・・植物食を食べるためのもの この歯…

完結・「可能動詞」と「ら抜けことば」

ようやく、ブログで書きながら考察してきた「可能動詞」と「ら抜けことば」についての考えが完成いたしました。国語教育・日本語教育に携わる方の参考になれば幸いです。以下に掲載いたします。 「可能動詞」と「ら抜けことば」の指導法可能動詞については、…

続・「可能動詞」と「ら抜けことば」

山田敏弘(2004)では、学校文法の「書く(五段動詞)→書ける(可能の形)」「食べる(一段動詞)→食べられる(語幹+可能の助動詞)」「する(サ変動詞)→できる(特殊形)」の例をとりあげて、次のように日本語教育を生かした特色ある説明をしている。明治…

「可能動詞」と「ら抜けことば」

「可能動詞」と「ら抜けことば」可能動詞については、本来、四段・五段動詞から作られるものであるが、近年、四段・五段動詞以外でも作ってしまうことが多い。例えば、次のようなものである。 ○見る(上一段)→見れる(本来は「見られる」) ○捨てる(下一段…

語彙的なヴォイスと文法的なヴォイス

「語彙的なヴォイスと文法的なヴォイス」 野田尚史(1991)は、「せる」「させる」を用いた使役を「生産使役」、使役の意味の他動詞を用いた使役を「語彙的使役」とした。それに従うと、「れる・られる」を用いた受身は「生産受身」、受身の意味の自動詞を用…

爪もみ健康法

手相との関連で、「爪もみ療法」を紹介します。 医師の福田稔(ふくだみのる)氏(「爪もみ健康法」「つむじ療法」を提唱した、外科医)は、免疫を上げるためには指の爪の根元を10秒間あるいは10回程度押すとよいと述べています。末端神経を刺激することで、免…

生きる活力・免疫力

最近は、栄養の摂取のし過ぎが問題となっていますね。まさに、「飽食の時代」なのでしょうね。「栄養失調」などという言葉も、死語になりつつあります。1500から2000キロカロリーの摂取が標準といわれていますが、医学博士の帯津良一氏によると、人間は1日に…

無財の七施

仏法の「無財の七施」という教えを紹介します。 財産が無くても誰でも七つの施しができる、 喜びの種をまくことができるという教えです。では、新聞広告から転載いたします。 『雑宝藏経』は、「仏説きたもうに七種施あり。 財物を損せずして大果報を得ん」…

受身動詞と使役動詞

今回は、使役動詞と使役動詞について扱ってみます。 受身動詞と使役動詞自動詞と他動詞によって表される意味として、「受身」と「使役」とがある。例えば、 ○その学生は警察につかまった。 ○子どもは母親からお使いを言いつかる。 ○家が土砂で埋まる。 ○彼は…