2011-01-01から1年間の記事一覧

年賀状

年賀状 年賀状の季節ですね。本来は、年始回りをしていました。ところが、大きな家では大勢の人々がやってくるために、玄関に記名帳を置くようになりました。それが、明治になると、名刺を封筒に入れて送るという形が広まりました。それが年賀状の由来ですね…

烏骨鶏

烏骨鶏(うこっけい) 最近、烏骨鶏を食べる方が増えましたね。一個二百から五百円ですね。 栄養価が高く、しかも滋養強壮によいとされる、「烏骨鶏(うこっけい)」は江戸時代初期に、中国から渡来したといわれていますが、原産地は明確ではありません。独…

心理学とオカルト研究

心理学とオカルト研究 日本の心理学では、東京大学の助教授であった福来(ふくらい)友(とも)吉(きち)助氏が霊能者の念写の研究を進めましたが、大学を追放される事件がおきたことがあります(その後、高野山大学教授として学問の世界に復帰はしましたが、注目…

脳の特質

「脳の特質」 脳の仕組みは、大脳生理学の立場からの解明が進んでいます。その脳の仕組みを記憶や心理に適応するということも心理学では行われてきています。NLPなども「脳の取り扱い説明書」などと日本語訳されます。今回は、記憶という意味でわかりやすく…

脳と古典

脳と古典 最近、新聞や雑誌などを読んでいると、「脳に効く古典」の記事が目立ちます。認知症や脳の活性化に役立つという内容で、医師などが発表しているものです。それらのものの中で、評価の高いものとしては、『論語』と『萬葉集』のようですね。しかも、…

字源と命名

名前は、近年、画数ばかりをきにする風潮が強いですね。もう少し、漢和辞典を引いてほしいものですね。 一応、開運とされる名前の条件を示してみます。 開運するための命名の条件 1人格の画数を吉にする 2総格の画数を吉にする 3苗字の最後の画数と名前の最…

仕事の選び方

仕事の選び方 仕事の選び方は重要です。できれば、得意なものを仕事にした方が実績もあがりますし、運もよくなりますから、その方がよいわけです。その上で他にエネルギーを向けるとよいわけです。ただ、何も得意なものや好きなものがないときには、どうすれ…

私のセミナー

おはようございます。 最近は、文芸教養の顔「岡田純快」よりも、占いや成功哲学の顔「岡田人篤」のほうが目立つようになってきました(笑) そのため、セミナーも占いや成功哲学を増やすことにしました(笑) 12月6日(火曜日)は、新宿の図書館カフェで、占星術…

本多静六博士の開運法

(本多静六博士の開運法) 初めて本多静六博士の存在を知ったのは、竹内均氏が本多静六博士のことを解説で書いた記事を読んだことがきっかけでした。その後、渡部昇一氏が本多静六博士についての紹介本などで、興味を持つようになり、本多静六博士の人生論を…

日本国憲法の文体

このところ、日本国憲法の文体を調べていました。漢文訓読調ということもあり、文体論てきにはどうかと調べてみたら、清水康行氏の論文が見つかりました。引用してみます。「『日本国憲法』(昭和21年)は、文語文体ではない、口語文体の法律文として、日本…

助動詞相互の承接関係について

助動詞相互の承接関係について「る・らる・れる・られる」の助動詞相互の承接についても、生徒の立場として理解に苦しむことが多い。それは、日本語学で、接尾語説と助動詞説があるため(注1)、生徒の理解が容易でないのは、もっともなことではないだろうか…

自発の解釈

自発の解釈自発の解釈を見ると、古文文法教育では、「自然と〜」という口語訳が一番多く使われているようである。しかし、自発とは自然に行われることである。それを「自然と〜」と口語訳したのでは、いかにも不自然ではないだろうか。主に古語辞典や別記(…

シュリーマンの学習法

ハインリッヒ・シュリーマン ヨハン・ルートヴィヒ・ハインリヒ・ユリウス・シュリーマン(ドイツ語: Johann Ludwig Heinrich Julius Schliemann, 1822年1月6日−1890年12月26日)は、ドイツの考古学者、実業家。ギリシャ神話に出てくる伝説の都市トロイアが…

江戸時代の貨幣の換算

江戸時代の貨幣の換算 江戸時代の貨幣は、「金」「銀」「銭」が基本です。江戸は金が中心で、上方は銀が中心でした。金・銀・銭の交換レートは変動相場ですが、「金一両=銀六十匁=銭四貫」となっています。 「金」は「両」「分(ぶ)」「朱」にわけられ、金…

「―ヲ―しむ」の構造

古典における「―ヲ―しむ」の構造について調査してみました。『方丈記』は和漢混交文であるため、使役として「しむ」が用いられ、ニ格の使役ではなく、3例ともすべて、次のようにヲ格が表出され、「−ヲ格−しむ」という構造を持つ。 ① また知らず、仮りの宿り…

大宮貫三の受身の説明

4.大宮貫三大宮貫三(1907)では、「被働助動詞」として扱われている。以下例文を見てみる。 標準語 昨日私ハ彼狂人ニ打タレマシタ 標準語 人ニ打タレルノハ我慢シマスガ笑ハレルノハ堪ラナイ 打ラバ打タレルガ私ハ打チマセヌ 昨日ノ競争ハ甲様ニ勝タレマシ…

マイクロカウンセリングの有効性

近年、さまざまな心理用法が開発されてきました。しかし、万能というものはありません。そこで、 「マイクロカウンセリング」というものが提唱され、注目されてきています。 このマイクロカウンセリングとは、さまざまな心理療法を、その用途に合わせて使い…

ニ格の受け身

受身文や使役文の場合、 ○田中が山田に殴られた。 ○洗濯物が風に吹き飛ばされた。 ○先生が花子にピアノを弾かせた。 のように動作主はニ格で示されることが多い。これは、古典文の場合にも共通することである。金水敏(1992)では、山田孝雄(1908)を引用し…

使役と動詞の自他

益岡隆志・田窪行則(1992)は、格関係と動詞の自他に注目して、次のように文型としてとらえている。1ガ格+ニ格+ヲ格+動詞の使役形(他動詞からの使役) ※ガ格は使役の主体、ニ格は動きの主体を示す 太郎が弟に荷物を運ばせた。 私に食事代を払わせてくだ…

法華経と華厳経

「華厳経と法華経」 現在では、お経というと、「般若心経」や「観音経」が話題として出てきますが、日本の古典では、法華経の話が多く出てきます。釈迦は、生涯に語った記録が膨大であり、とてもすべて読破できるものではありません。そこで、釈迦が晩年に語…

使役の三分類

青木伶子(1980)では、使役を次のように三分類で述べている。1「させ手」の意志が「なし手」の意志に反して強い場合 ○遊びたがる子供を風呂にはいらせる。 ○わが岡のおかみに言ひて降らしめし雪のくだけしそこに散りけむ(萬葉集・104) 2「させ手」の意…

松本亀次郎の日本語教科書の受け身

1.松本亀次郎松本亀次郎(1904)では、受身文は「被性助動詞(受身・所相・或ハ受動)」として扱われている。以下、用いられている例文を整理してみる。犬人ヲ噛ム。 →人犬ニ噛マル。 少女、猫ヲ抱ク。 →猫少女ニ抱カル。 項羽、高帝ヲ、栄陽ニ囲ム。 →高帝…

実践心理学のメリットと心得

実践心理学のメリットと心得 実践心理学や心理療法は、人間関係を好転させ、心を強くしてくれます。その意味で現代人が学んでおきたい人生の科目の一つと言えます。その一方で、すべてが心理学で人間関係がうまくいくわけではないことも知っておきましょう。…

松本亀次郎の受身文の論

1.松本亀次郎松本亀次郎(大正八年)では、受身文は「被役助動詞」の箇所で扱われている。以下のように述べている。〔被役助動詞〕ハ、甲ガ、乙ノ動作ヲ、受ケル意味を表ハス詞デス。・・(中略)・・レルハ、四段ノ第一変化ニ接続シ、ラレルハ、其ノ他ノ動…

社会言語心理学のメモ

○相手への関心の示し方の二原則 1私はあなたを認めている・無視していない。 2あなたについて知っている。○性格と人柄−クレッチマー、シェルドン 1三角の顔・丸い顔 政治家タイプ・話好き・楽天的 2たまご型・逆三角形 学者・芸術家タイプ・思考は科学的・話…

自動詞の受け身

日本語では、自動詞の受け身という変わった現象があります。そのことをまとめてみました。通常、「受身文」と「使役文」を表すとき、動詞は他動詞が用いられ、動作主はニ格で示され、「れる・られる」「せる・させる」で表されることが多い。 英語の受身文で…

木門五先生

木門五先生 儒者の木下順庵は、多くの門人を育てました。その木下順庵の優秀な門下生を「木門五先生(ぼくもんごせんせい)」といいます。その五人は以下の通りです。 新井白石(あらいはくせき) 室鳩巣(むろきゅうそう) 雨森芳州(あめのもりほうしゅう…

実践心理学のすすめ

○実践心理学のすすめ大学などで学ぶ心理学は、学問的な心理学ですぐに実践は難しいのが現状です。そこで、すぐに実践できる心理学を学ぶことをおすすめします。それは、心理療法などの各種セラピーです。各種の心理療法のテクニックを知っていると、実践的で…

小説を文章や会話に生かす

「小説を文章や会話に生かす」 人と話すには、ボキャブラリー(語彙)が豊富な方が有利なのはいうまでもありません。ビジネス書や評論や専門書などを読むと、頭が論理思考になり、教養を高めるのにたいへん役立ちます。また、簡潔な言い方をするのに便利です…

歯の本数と食事の質

「歯の本数と食事の質」 歯は28から32本あります(4本は「親知らず」です)。その構成は次のようになります。 門歯(前歯)・・8本・・植物食を食べるたものもの 犬歯・・4本・・動植物を食べるためのもの 臼歯・・20本・・植物食を食べるためのもの この歯…