2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ラジウムとセシウム

「ラジウム」と「セシウム」 放射能が話題になって久しくなりましたね。テレビなどのコメンテータの中には、放射能はラジウム温泉が体によいから大丈夫だという発言をする方もいるようです。たしかに、ラジウムは秋田県の玉川温泉のように北投石からラジウム…

漢文訓読と受身文

1 近世の漢学者は受身を示す文字に対する意識をみてみる。『訓譯示蒙』では、 見 被 所 遭 四字トモニカハリナシ訓ノ通リナシ但所ノ字ハ少シカハリアリ所ノ字ノ條下ニ見ヘタリ但シ、訓ノ通リナリトテ世俗ノ云フ辭ノカヤウセラレマシテドウセラレマシテト云フ…

大正天皇と漢詩

最近、私の、よみうりカルチャー北千住の講座では、6月まで、天皇と和歌・漢詩という特集を行っています。 前回は、「大正天皇と漢詩」でした。 大正天皇は、和歌よりも漢詩を好んだ天皇で、漢詩の創作の数では、歴代1位です。2位が嵯峨天皇です。大正天皇…

主観の二分類

近藤泰弘(2000)は、 意志動詞とはその動詞で示される動作に対して通常の意味での動作主がある動詞である。それに対して無意志動詞とは、その動詞は動作を示さずある様子や状態の対象であるようなものである。先に示したもの以外では「倒れる」「死ぬ」「な…

判断基準の2タイプ

判断基準 どこからモチベーションが生まれるかを見る尺度で、自分の内面からやる気がわいてくるのか、外部からのフィードバックが重要なのかを見極めます。 5内的基準型 他人に頼らず、自分の中に持っている基準で判断するタイプです。周りの意見や指示に素…

価値観について考える

時折、「価値観の違い」「価値観をおしつけない」などといわれますね。その場合、基準になるのは何でしょうか? 回答としては、「成功者や幸せ波動になっている人達の価値観を学ぶ」のが正解となります。そのほうが幸せに生きられます。そういったよい価値観…

アナウンサーのスピード

アナウンサーのスピード 現在のアナウンサーのスピードは、はやくなっています。かつての高橋圭三や宮田輝などの時代よりも、はるかにスピード感あふれるものとなり、多くの情報を入れることに成功しています。そのさきがけとなったのが、森本毅郎、久米宏の…

心理療法と行動療法

○心理療法と行動療法カウンセリングで用いる療法は、心理療法と行動療法とがあります。話を聞いたりするだけではなく、行動すると効果的です。たとえば、笑顔の状態をつくって、悲しいことを考えるのは難しいですよね。また、姿勢を正したら、声が大きくなる…

知識・見識・胆知

知識・見識・胆識 安岡正篤の名言として、三識があります。学問を生かす上でも重要な指摘となっていますね。 知識・・学問せよ 見識・・思索せよ 胆識・・実行せよ

明治天皇の魅力

○明治天皇の魅力明治天皇は、今でも伝説的な天皇の一人です。明治天皇は14歳で即位して以来、明治天皇の時代には日本は勢いがありました。トップの運気が経営の80%を占めるといわれています。実際に四柱推命や紫微斗数で明治天皇の生年月日を、命式に起こし…

教科書を役立たせる法

教科書を役に立たせる方法 「入試に教科書は役に立たない」といわれることが多いですね。しかし、それは誤解です。教科書の本文しか授業で扱わないから、役に立たないのが真相です。学校の授業でも、教科書の本文だけしか扱わず、脚注や章末問題まで扱うこと…

私の文藝講座のシラバス

今年の、私の担当するカルチャー(よみうり、株式会社カルチャー)での文藝講座の方針を決めました。 評価の高い、角川ソフィア文庫の「ビギナーズクラシックス」のシリーズを用い、万葉集、古事記、枕草子、源氏物語、今昔物語集、徒然草、平家物語を順番に読…

大江健三郎という作家

大江健三郎という作家 大江健三郎というノーベル賞作家がいますが、難しくて読む気になれないという方は多いのではないでしょうか。なぜ読みにくいのか、という理由をあげてみます。 ○難しい漢字が多い 『広辞苑』を読むのが趣味で、必要以上に大江健三郎は…