2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

i因縁

善因善果・悪因悪果 善因善果と悪因悪果は有名ですが、その例外については、釈迦のことばに一番」近いと言われている『発句経』に以下のように述べられています。(訳は中村元による)まだ悪の報いが熟しないあいだは、悪人でも幸運に遇うことがある。しかし…

かな

かな1真名と仮名・和字a真名・・本来の文字 漢字を表意文字という本来の性質のまま国語の表記に適用したもので、「訓」を利用したもの。 (例)春山(はるやまの)霧惑在(きりにまどへる)鶯(うぐひすも)我益(われにまさりて)物(ものを)念(おもはめ)哉(や)(万…

漢字の伝来と音訓

漢字の伝来と漢字の音訓漢字で中国語を書いた、いわゆる「漢文」の学習は、はじめは外国語としての中国語の学習であったようである。そしてその際の発音は、一つ一つの漢字に固定して次第に日本化し、字音または単に音といわれるものとなった。また、漢字は…

パワスポ−西新井大師−

西新井大師(正式名称) 五(ご)智山(ちさん)遍照(へんじょう)院總持寺(いんそうじじ)(宗派) 真言宗豊山派(ご本尊) 十一面観世音菩薩・・観音様 弘法大師・・お大師様(ご利益) お祓い・災厄除け 女性の幸せ・願望成就西新井大師(總持寺)は、川崎大師…

漢字の成立

漢字の成立・分類−許慎『説文解字』(99年頃)の「六書」−象形 目に見えるものの略画から発達したもの。(例)日・月・山・人・女・子・口・耳・手 指事 形のないもの、抽象概念を示すための象徴的な符号から発達したもの。また、象形を基礎に、それに符号を…

気になる方言

東京で使われる「気づかない方言」ベスト10 −毎日新聞の調査(2008年)−1蚊にくわれる・・蚊にさされる 「蚊にくわれる」(東日本)・「蚊にかまれる」(西日本)・「蚊にすわれる」(富山・和歌山・徳島) 2めっちゃ・・とても 「めっちゃ」(関西)・「た…

ビジネス倫理

日本のビジネス倫理・企業倫理日本でお金の儲け方を示したのは江戸時代の井原西鶴『日本永代蔵』で、投資のコツを示したのは本間宗久でした。その一方で日本のビジネス倫理・企業倫理を講義したのは、鈴木正三『万民徳用』や石田梅岩『都鄙問答』でした。 明…

辞書の発達

【辞書の発達−古辞書の歴史−】1古辞書 室町時代の末、慶長年間(1596−1615)までのものを指すことが多い。古くは僧侶や学者が経典や漢籍を解釈したり、注記を付したりするもので、利用層も一部の知識階級に限られていたのに対して、時代が下るに従い、識字層…

語構成

語構成a単語・・文節を直接構成する単位で、伝達という役目をはたすための、観念的・抽象的なことばの材料である。b単語の構成 単純語・・単一材料からなる (例)山 複合語・派生語・・二つ以上の材料からなる (例)山里c語構成要素(造語成分)・・単語を…

日本の方言

日本語の方言A【方言の成立】−徳川宗賢− 過去千年、あるいは数千年の日本人の歴史を通じて、各地域社会の経済規模は小さく、交通は著しく不便であり、人々は、各地で自給自足の的な小社会を営んできたと考えられる。一方、言語は、人間の創造力は伝承の不確…

二音節名詞アクセント

(参考資料)【中古京都語・現代京都語・現代共通語の二音節名詞アクセントの比較−南北朝の大転換−】中古京都語(九型) ●● ●○ ○○ ○● ○◐ ●◐ ◐○ ◑● ◑○ 風(かぜ) 紙(かみ) 神(かみ) 上(かみ) 雨(あめ) 溝(みぞ) 虹(にじ) 苣(ちさ) 腓(はぎ)現代京都語(四型) …

日本語の方言の特徴

日本語の方言1東部方言北海道方言 東北方言の特徴が多く見られる 起キレ(起きろ)・受ケレ(受けろ)・−ベ シバレル(ひどく冷える)・タイシタ(とても)・ハッチャキコク(夢中になる)・イタマシイ(惜しい)・シタッケ(でも。じゃ。別れの挨拶ことば)…