2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

美しい日本の私

「美しい日本の私」 川端康成のノーベル賞記念講演は、「美しい日本の私」でした。内容は、雪月花や禅のことを語ったものでしたが、この「美しい日本の私」は、「美しい」のは「日本」なのか「私」なのかが曖昧な表現として知られています。川端康成にインタ…

方法論としての古文解釈

おはようございます。私の国語教育の論文に「方法論としての和歌解釈」があります。その続編を書こうと思い、途中まで書いてみました。まだ、書きかけですが、参考になれば、幸いです。 ○方法論として古文解釈 古文解釈の基礎とは何か 「古文の基礎とは何か…

ウナギ文

「ウナギ文」 「ボクはウナギだ」で代表される「ウナギ文」というものがあります。つまり、「ボクはウナギだ」は、後ろにいろいろなニュアンスがあるとするものです。詳しくは、奥津敬一郎氏が、『「ボクハウナギダ」の文法』(くろしお出版)に書かれていま…

近代の主な文法家

「近代の主な文法家」 今回は、近代の主な文法家をまとめてみます。現在の学校文法は、橋本進吉の示したものを基本としています。 ○大槻文彦(おおつきふみひこ) ○山田孝雄(やまだよしお) ○松下大三郎(まつしただいざぶろう) ○橋本進吉(はしもとしんき…

「没年」と「歿年」

「没年」と「歿年」 昔は、「歿年」と書いてあったものが、最近は「没年」と書かれることが多くなり、中学校や高等学校の教科書では「没年」と書かれることが一般的となりました。しかし、どうでしょうか?「没年」だと「さんずい」があるために、溺死してい…

両手振り体操

気の流れをよくするため、実践者が増えている「両手振り体操」の愛好者が増えてきてきていますね。 これは、『易筋経』をもととした両手振り体操(スワイソウ・スワイショウとも呼ばれる)です。やり方は以下のとおり。1足を肩幅に開き立つ。 2左右の両腕…

愛と智恵の自己診断テスト

○愛と智恵の自己診断テスト 八島高明『イエス・キリスト−異次元からの宣告』(講談社)の中で、キリスト教的な内容を下敷きにした、「愛と智恵の自己診断テスト」が書かれています。興味深いので、取り上げてみます。 (設問1)あなたは友人と一緒に仕事を…

新渡戸稲造について

「新渡戸稲造について」 前の五千円札の肖像画は、新渡戸稲造でしたね。しかし、意外とどのような人物であるかは知られていませんね。そこで、簡単に紹介してみます。 新渡戸稲造(一八六二―一九三三)は、英語の達人で、多読の読書家として知られ、晩年は眼…

シェークスピアの作品

「シェークスピアの作品」 シェークスピアの作品は、世界的なものですね。喜劇としては、『真夏の夜の夢』『お気に召すまま』『じゃじゃ馬ならし』、悲劇として『ロミオとジュリエット』『リア王』『ハムレット』『マクベス』『オセロ』などの四大悲劇が特に…

謙譲語の考え方

文化審議会の五分類案 文化庁の文化審議会は、平成十九年二月に「敬語の指針」を答申して、 ①尊敬語 ②謙譲語 ③丁寧語 の三分類を、五分類にする案を提出しました。その五分類は、言語学者で東京大学教授の菊地康人[きくちやすと]氏の『敬語』(講談社学術…

免疫と性格・習慣

おはようございます。世界的な免疫学者でもある安保徹(あぼとおる)博士の免疫理論は、病気と性格・習慣を関連付けているので、興味深いものがあります。以下にまとめてみます。1大腸がん―肉類を好み、野菜嫌いなどによる繊維質の不足している人。やり手のビ…

お金持ちにはなぜ、お金が集まるかー2

おはようございます。鳥居祐一氏の「お金持ちにはなぜ、お金があつまるか」の続きを紹介いたします。(第三章) 空間と時間にお金を使う。 一流のホテル、レストラン、・・ワンランク上の空間にあえて足を運ぶ。 素晴らしいサービスには、素直に感謝の気持ち…

お金持ちにはなぜ、お金が集まるか−1

日本で最初のお金の哲学を説いた本は、井原西鶴『日本永代蔵』です。その後、さまざまなお金の哲学の本がありますが、鳥居祐一氏の『お金持ちにはなぜ、お金が集まるか』は、面白かったので、まとめを数回に分けて掲載します。 「お金持ちにはなぜ、お金が集…

受身表現

今回は、以前ゼミで発表したレジュメを掲載してみます。 本稿では、『みんなの日本語・初級Ⅱ本冊』(スリーエーネットワーク)の受身の例文を分析した後、その中から日本語文法学史で問題となっている「非情の受身」を考察してみることとする。 1、『みんな…

ビジネスに必要な考え方

○ビジネスに必要な考え方 ビジネスで成功するには、どのようなことが必要な条件でしょうか?私のみてきた成功例や失敗例などを観察してみると、共通点があるように思います。それは「ひとりよがり」で「チームを組んでいない」ということです。やはり、人間…

「昭和」という元号と測字占法

○「昭和」という元号と測字占法 「昭和」という元号がつけられたとき、中国人が文字占いをしたときの興味深い話があります。それによると、「昭」の文字は「刀」を「口」にしているから戦争する。しかし、日(太陽)を相手にしているから負ける。それも「和…

読書日記〜七田眞

最近は脳トレが流行っていますね。いろいろな方法がありますが、チャイルド・アカデミーの七田眞『夢を必ず実現する右脳生活法』(三笠文庫)は人間らしさを生かしたやり方で、共感がもてます。ぜひ、参考にしてみてください。

色の考え方

ラッキーカラーという、主に占いで利用されている考え方があります。それなりに、理由づけがされていますね。ほかに、カラーセラピーや霊的な色の意味の見方があります。最近読んだ本だとマーケティングと関連させた、野村順一『色の秘密』(ネスコブックス…