2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

学習参考書の名著復刊

こんにちは。 哲学者の鷲田小弥太の本や、宇宙物理学者の竹内均の本に、「学習参考書はあなどれない」と書いてありました。 実際、なかなか、高度なものもありますね。最近、ちくま学芸文庫や講談社学術文庫から、『漢文法基礎』、『新解現代文』、『古文の…

家相の格言−階段

おはようございます。 家相については、さまざまな言い伝えがあります。今回は、階段についてまとめてみます。(家相の格言−階段) ○玄関正面の階段は来客を減らす。 ○北の玄関は風邪をひきやすい。 ○西の階段は喘息になる。 ○家の中央に階段があると主人が…

血液型をどう考えるか?

血液型をどう考えるか? 日本でたいへん馴染みのある血液型そのものが三つあることは、ドイツの医学者ラントシュタイナーによって1900年に発見されました。その後、1911年にドウンゲルンとヒルシュフェルトが四つの血液型を発見しました。それ以降、フランス…

蛍光灯と白熱灯

大学教授もつとめた野村順一氏の色彩の記事を読んでいました。蛍光灯よりも白熱灯のほうがよいことが、多くの実験などのデータから書かれていました。みなさんも、蛍光灯をやめてみてはいかがでしょうか?まとめてみますね。 ○蛍光灯と白熱灯 (蛍光灯) 冷…

安岡正篤の思考の三原則

安岡正篤の明言集から、「思考の三原則」を紹介します。 私は物事を、特に難しい問題を考えるときには、 いつも三つの原則に依(よ)る様に努めている。第一は、目先に捉(とら)われないで、出来るだけ長い目で見ること、第二は物事の一面に捉われないで、…

色にまつわる歴史

色彩にまつわる歴史 ○BC20万−15万年 墳墓に塗られた赤い顔料など意味を持って色が使われていた。 ○BC2万−1万年 フランスのラスコー地方やスペインのアルタミラ地方で最古とされている洞窟壁画が描かれた。赤褐色や黒、黄土色などの色彩を使って馬や牛などが…

床屋の色

「床屋の色」床屋の店には、赤・青・白のものがまわっています。あれは、動脈・静脈・包帯と言われています。しかも、ハサミは外科で使う道具であったため、床屋と外科はセットであったことの名残ですね。衛生関係の科目を取得するぶんだけ、美容師よりも床…

新解さん

『新明解国語辞典』は、「新解さん」の愛称で親しまれている辞書です。英語の辞書では『プログレッシブ英和中辞典』(小学舘)がユニークな例文が掲載されていますね。

ダンテの『神曲』

ダンテの『神曲』 ダンテの『神曲』は叙事詩ですが、実は幽体離脱したダンテの見聞をもとにして書いた、スピリチュアルな作品です。この作品は、ダンテが一週間ほど、ウェルギリウス、ベアトリーチェ、ベルナールに霊界を案内される物語です。地獄篇・煉獄篇…

「が」と「を」

「水が飲みたい」と「水を飲みたい」 「が」を使うのか、「を」を使うのかで迷う例がしばしばあります。特に述語が 「―たい」水が飲みたい 「―好き」りんごが好き 「―気に入る」それが気に入る 「―わかる」英語がわかる 「―できる」中国語ができる 「―てある…

美人のあれこれ

「美人のあれこれ」 美人の肖像画をみると、痩せている美人もいれば、太めの美人もいます。かつては、太めのほうが育ちの良さを示した時代もあり、肖像画にはぽっちゃりと描いたようです。その一方で、栄養失調で下膨れであったため、ぽっちゃりと描かれたと…

祭りについて

こんばんは。 そろそろ、祭りの季節になってきましたね。 祭りの意味を考えてみたいと思います。 言霊の世界では「神と人との間(ま)をつるから、祭り(間釣り)」といわれています。そのため、祭りは神と人との交流を意味します。その一環で、酒もたしなみ、「…

学者の姓名判断

古代中国での字源を大切にするという思想は、日本でも伝統的に継承されています。主に漢字の字源については、『大漢和辞典』(大修館書店)を筆頭として、『新字源』(角川書店)や『漢字源』(学研)のほかに、加藤常賢『漢字の起源』、藤堂明保『漢字語源…

夏目漱石とアイスクリームとピーナッツ

[夏目漱石とアイスクリームとピーナッツ] 夏目漱石は、甘いものが大好きでした。特にアイスクリームが大好きで、持病の胃潰瘍にはよくないのに、アイスクリームを食べてしまい、大量に吐血して三十分間心臓が停止するという「修善寺の大患」と呼ばれる仮死状…

和歌における係り結びの「なむ」

♢和歌における係助詞の「なむ」今回も、私の書いた論文の一部を紹介します。係助詞の「なむ」は会話文に多く、和歌中では用いられないのが原則とされている。しかし、『古今和歌集』では、次の一例だけ、○袂よりはなれて玉をつつまめやこれなむそれと移せ見…

軍記物語特有の表現

軍記物語特有の使役表現を紹介します。軍記物語において、意味的には受身であり、「る」「らる」を使うべき箇所に、「す」「さす」が使われている箇所が目につく。例えば、 ○太田太郎我身手おひ、家子郎等おほく討たせ、馬の腹射させて引き退く。『平家物語…