2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

追悼・森毅

「追悼・森毅」 数学者の森毅氏がなくなりましたね。私も何冊か読みました。一番、印象に残ったのは『数学の歴史』(講談社学術文庫)でした。個人的に、授業に興味をもてず聞いていなかったため、数学は苦手ですが、数学的な考え方は非常に好きです。そのた…

名言セラピー

○名言セラピー 名言には、よい言霊があります。そういった名言を読むと元気になったり救われたりします。その例を少しだけ示してみます。 「我々の富に限界があるのは、我々の願望に限界があるからである。信念が限界をぶち破るのだ」(ナポレオン・ヒル) …

「to do good」 と「to be good」

○「to do good」 と「to be good」 ウシオ電機会長の牛尾治郎氏が、若い頃に就職で悩んでいたころに、天下の碩学といわれた安岡正篤氏にいわれたことばが、 「to do good」 を考える前に「to be good」を目指しなさい というものだったそうです。つまり、「よ…

現代文の読解ツールとキーワード

おはようございます。今日の現代文の授業でのプリントを作成していました。現代文をよむときの基本のプリントです。これに例文をつける予定です。参考までに掲載しておきますね。[読解ツールとキーワード] (同内容表現) 指示語・・これ・それ・こうした 定…

『呻吟語』にみる一流の人物の条件

「『呻吟語(しんぎんご)』にみる一流の人物の条件」 中国古典に『呻吟語』というものがあります。知る人ぞ知る名著だったのを、安岡正篤氏が一般に広めました。そこには、一流の人物の条件が次のように記されています。第一級の人物「深沈重厚(しんちんじゅ…

優秀なトップの条件

理想的なトップの条件とは何でしょうか?日本の総理大臣をみていると、考えさせられます。そう考えていたら、船井幸雄氏の『これからは人財の時代』(ビジネス社)が眼にとまりましたので、紹介します。その中では、優秀なトップの条件として次の十か条をあ…

藤原道長

「藤原道長という人物」 藤原道長は、親分肌の人物で負けん気の強いエピソードが多いことでも知られています。『御堂関白記』という日記があります。この日記の直筆をみると、文字が大きく、書き間違えも気にせずに大胆に墨で塗りつぶしてあります。道長の性…

『徒然草』の価値

『徒然草』の価値 『徒然草』は、14世紀に兼好法師(俗名は卜部兼好。京都の吉田神社の神官の子。卜部家は兼好の死後「吉田」姓を名乗る)の書いた随筆です。兼好が生きていたころは、兼好は歌人として知られており、『徒然草』は読まれませんでしたが、死後…

丸山眞男の功罪

「丸山眞男の功罪」 丸山眞男は、入試現代文にも多く取り上げられた、信奉者の多い政治学者でした。現在の自民党や民主党、教え子の政治学者にも大きな影響を与えています。しかし、その思想には多くの欠点が指摘されています。その欠点を理解した上で、『日…

占いの方法

「占い方法について」 おはようございます。占いぐらいは、教養として知っておきたいものですね。そこで、占いの方法の紹介です。○タロットカード タロットカードは、大アルカナ22枚、小アルカナ56枚のカードを使用する占い方法です。発祥はエジプトやヨーロ…

速読について

最近、速読が注目されていますね。目のトレーニングになるようですね。船井幸雄氏は速読を使っていますね。また、望月俊孝氏の行っている、速読をパワーアップさせたフォトリーディングと呼ばれるものもありますね。 速読を使わなくても、知っている分野の内…

心理学のジャンル

おはようございます。現在は、さまざまな心理学がありますね。ためしに、放送大学の教材などを使って、分類してみます。心理学のジャンル ○人が普遍的に持っている心理法則の分野 「発達心理学」 動物も含め、人の生涯における心や行動の発達を研究する分野…

成功・人材

おはようございます。成功と人材の表記について、興味深い考え方がありますので、紹介いたします。「成功と成幸」 鳥居祐一氏は、真の「成功者」は「成幸者」であると定義しています。つまり、単に収益をあげるのではなく、「人もよし我もよし」という考え方…

仕事を志事へ

○仕事を志事へ 仕事は奉仕してお仕えすることを意味します。しかし、いやな気持ちで仕えるのはよくありませんから、自分のために行う「私事」や使命をもった「「志事」に変える必要があります。そうすれば、運が自然と向いてくるものです。

方位の意味

昨日は、『源氏物語』の講座で「物忌(ものいみ)」と「方違え(かたたがえ)」の話をしてきました。平安の頃の方位は、中国の影響を受けていると考えられます。そこで、方位の意味をまとめてみることにしました。 「方位の意味」(北) 北は、十二支では「…

御守り

最近、御守りや御札を毎年取りかえない方が多いようですね。毎年、取り替えるのが通例ですから、ぜひ取り替えるようにしましょう。心理的な効果もありますからね。写真は、寒川神社の「打出の小槌」の御守りです。

追悼・梅棹忠夫

「追悼・梅棹忠夫」 フランス文学者の桑原武夫に天才といわれた文化人類学者の「梅棹忠夫(うめさおただお)」氏が老衰のため、九十歳で逝去しました。『文明の生態史観』(中公文庫)や『知的生産の技術』(岩波新書)は、読んでいて楽しい文章でした。生物…

数字に隠された意味

おはようございます。先日、私の講座で「ピタゴラス」の話をしていました。ピタゴラスは、数字には意味があり、数学は魂を浄化するための道具だと考えたのです。その思想がピタゴラス教団につながる一方で、密教的なカバラと結びついて、「カバラ数秘術」と…

「聞く」と「聴く」

「聞く」「聴く」 「聞く」と「聴く」という表記があります。これらの使い分けを考察してみます。まずは、例文をもてみます。 ○物音を聞いた。 ○叫び声を聞いた。 ○うわさを聞く。 □音楽を聴く。 □市民の声を聴く。 これらをまとめてみると、「聞く」は自然…

三才の観

「三才の観−開運の法則」 風水の開運の理論に、「三才の観(さんざいのかん)」というものがあります。「三才」とは、「天」「人」「地」のことです。この三つのバランスを整えることで、運は開かれるという考え方です。この中で、「人(じん)」と「地」が…