センター試験の思い出
こんばんは。センター試験が近くなってきましたね。センター試験は、ちょうど私が受験の頃にはじまりました。センター試験の前は、共通一次という名称でした。そのころは、国立大学の適性試験の要素が強くて、特に対策をしなくても点数の取れる試験でした。ところが、文部科学省の圧力で私立大学もセンター試験を導入しはじめました。すると、変化がみられました。つまり、しっかりとしたセンター試験のための勉強をしないと、まったく歯が立たないような試験になってしまいました。私は大学生のころからアルバイトなどで塾で中学生や高校生の受験指導をしてきましたが、1997年から急にセンター試験が難しくなったのを感じました。実際、教科書レベルではないものも出現していますし、追試験では早稲田ぐらいの難しさのある年もあります。その流れで、現在はしっかりと勉強しないと高得点が難しい試験となってしまいました。このような試験は、はやく廃止してほしいと思います。文部科学省が全国の統一した基準で行いたいのは理解できますが、そもそも統一しようとすることが、脱個性になるのではないでしょうか。この時期センター対策の講座を担当していて、はやく廃止になることを念じています。