色にまつわる歴史

色彩にまつわる歴史
○BC20万−15万年
墳墓に塗られた赤い顔料など意味を持って色が使われていた。
○BC2万−1万年
フランスのラスコー地方やスペインのアルタミラ地方で最古とされている洞窟壁画が描かれた。赤褐色や黒、黄土色などの色彩を使って馬や牛などが描かれている。
○BC5000−1000年ごろ
世界各地の文明発祥地で、色彩豊かな建築物や工芸物が作られる。
ギリシア時代(BC500年ごろ)
プラトンアリストテレスばどの学者が人間や色について考察し、理論を発表。
○中世(5世紀−15世紀ごろ)
ギリシア時代に展開された色の理論は中世まで受け継がれる。その後、キリスト教が西洋の文化の中心となり、色彩についてもキリスト教、さらに錬金術の影響が色濃く反映された。
ルネッサンス時代(15−16世紀)
レオナルド・ダ・ヴィンチが配色理論を記述。その後、多くの芸術家たちが色を研究。
○近代(17−19世紀)
ニュートン『光学』、ゲーテ『色彩論』、シュブルール『色の同時対比の法則』、T.ヤング「光の三原色説」、H.ヘルムホルツ「色覚の三原色説」、E.ヘリング「反対色説」など色彩についての理論が発表される。産業革命によって染色技術も発展。
○現代(20世紀)
マンセル、オストワルトが、それぞれカラーシステムを発表。マーケティングの色彩効果の研究が始まる。アメリカの色彩学の代表的な人物、アボット、ビレン、チェスキンが登場。