金魚で開運

金魚で開運
熱帯魚関係の方と話をしていて、金魚の開運法について思い出しました。特に、風水では「獅子頭」という金魚が尊重されています。赤と黒の両方を買うとよいと言われています。
金魚は魚類の飼育としては最も歴史があり、中国では南北朝時代には既に飼育されていたようです。宋代に入ってから養殖が盛んに行われるようになり、明代には品種も増えました。中国の金魚は長い間、皇帝・皇族・貴族・士大夫などの上流階級で飼われていました。その後、庶民にも広まりました。
中国では「金魚(きんぎょ)」の発音は、「金余(きんよ)」という言葉の発音に似ているため、お金が余る縁起のいいものとされて、お金が余るほど儲かるようにという願いをこめて店の軒先に金魚、またはその置物を置くところもあるようです。
日本には室町時代に入ってきて、江戸時代から普及し始め、幕末に人気となりました。浴衣や団扇の柄などに金魚がよく描かれているのも幕末からのようです。
金魚の赤い色は日本人にとっては「魔除け」の色として人気となり、明治、大正になると中国から輸入され、品種改良も進んだと言うことです。
中国での「お金が余る」おまじない、日本の「魔除け」のおまじないという意味合いがあります。金魚を飼って開運、金魚の置物で開運ですね。