大安と仏滅
日の吉凶を六つに分け、それぞれに日の運を判断したのが「六曜星」です。これは、室町時代の末期に中国から伝えられたといわれています。以下、陰陽道での考えとメッセージをまとめてみます。
○先勝(せんがち・せんしょう)
急ぐことや願い事によい。午前が吉、午後が凶。
午前中にしっかりと仕事をして、午後は少し休むとよい。
○友引(ともびき)
何事をしても勝ち負けがない。一日中、友人がきて賑やか。朝晩は吉。昼は凶。弔事には凶。
客や人の出入りが多く、特に夕方から夜は活発に動いてよい。
○先負(せんまけ・せんぶ)
午前が凶、正午から大吉。公用には凶。
友引の翌日で、昨日、夜まで働いたので午前中は少しゆっくりし、午後から頑張ればよい。
○仏滅(ぶつめつ)
万事に不吉。一日中悪い日。スタートによくない。
今でいう日曜日で、物滅、つまり無駄遣いをすると貧しくなるので、静かに一日を過ごすのがよい。
○大安(たいあん)
旅行、結婚など万事に大吉。
昨日、仏滅に体を休めたのだから、ばりばり働き、めでたい日なので、笑顔を絶やさず、サービスにもつとめるのがよい。
○赤口(しゃっこう・しゃっく)
正午だけ吉。スタートにはよくない。