2015-02-11 古代日本人の宗教観・自然観 古代日本人の自然観・宗教観 ○八百万の神−多神教 アニミズム(自然物に魂が宿るという考え)から発展。唯一絶対神への信仰はない。人間に畏怖心を起こさせる様々なものを神と考えた。 ※本居宣長は、「すべてかしこきもの(人知を越えたもの)を神といふなり」と指摘した。 ○神話編纂 『古事記』『日本書紀』の編纂により、神々は天照大神を中心に秩序づけられた。 ○現世中心主義 天国や浄土のような、来世を理想とする信仰は見られなかった。 ○黄泉の国 死後の世界。現世とは異なる世界ではあるが、往来可能と考える傾向も見られた。理想の世界ではない。