古代日本人の宗教観・自然観

古代日本人の自然観・宗教観
八百万の神多神教
アニミズム(自然物に魂が宿るという考え)から発展。唯一絶対神への信仰はない。人間に畏怖心を起こさせる様々なものを神と考えた。
本居宣長は、「すべてかしこきもの(人知を越えたもの)を神といふなり」と指摘した。
○神話編纂
古事記』『日本書紀』の編纂により、神々は天照大神を中心に秩序づけられた。
○現世中心主義
天国や浄土のような、来世を理想とする信仰は見られなかった。
○黄泉の国
死後の世界。現世とは異なる世界ではあるが、往来可能と考える傾向も見られた。理想の世界ではない。