細江逸記と日本語のアスペクト

アスペクト
アスペクトについては、後の金田一春彦によって提唱される以前に、次のような指摘をp.109の脚注で述べている。
予の見る所では真淵翁以来「大日本国語辞典」に至るまで「延言」又は「伸言」などの説のあるのは此“Aspect”の認められないからでもあり、又此重要なる“Aspect”認識の妨げをもなして居る。けれども、予は信ずる、学会はやがて“Aspect”の存在を認めるであろう。  P.109