連体詞と指示詞

こんばんは。ハードスケジュールの連続ですが、最近再び日本語の文法に興味を持っています。その一環で今回も文法について書いてみます。

「連体詞と指示詞」
 学校文法では、「大きな」「いわゆる」と「この」「その」「あの」を連体詞として分類しています。しかし、「大きな」「いわゆる」と「この」「その」「あの」では、働きに差があります。つまり、
○「大きな」「いわゆる」・・限定する働き・内容語・自立語
○「この」「その」「あの」・・区別する程度が小さい・話し手のなわばりか聞き手のなわばりかを示す。
のような違いがあります。そのため、現代日本語文法・日本語教育では、「大きな」「いわゆる」を連体詞、「この」「その」「あの」を指示詞と呼んで区別しています。学校文法は、客観性で分類していないところが大きな欠点ですね。