宮中の女流文学の衰えた原因
こんばんは。
平安時代に、文体的に美しく、敬語のお手本のような作品は、女流文学としては『源氏物語』が知られています。また、男性の作品としては『大鏡』が有名です。
当時、宮廷に仕える女性がたくさんおり、宮中を中心とした女流文学が全盛期を迎えました。その代表的な人物が、清少納言・和泉式部・紫式部・赤染衛門などです。
しかし、そういった女流文学も衰えました。それは、なぜでしょうか。貴族文化が衰退し、武家の台頭もあるでしょうが、火災も大きな原因であると考えられています。
火災が宮中をたびたび襲い、その結果、規模を縮小して宮中を再建することを繰り返したために、お仕えする女房の数も削減され、その結果、女流文学が衰えたとする考え方です。この考え方を私は支持しています。