速読・精読・効読

○速読・精読・効読
 最近、「速読」が注目されていますね。「速読」はスポーツや目の筋肉を鍛えるのに役立つということで、注目されていますね。経営コンサルタント船井幸雄氏は「速読」を使っていますね。また、望月俊孝氏の行っている、速読をパワーアップさせた「フォトリーディング」と呼ばれるものもありますね。ただし、習得するのに時間がかかるというデメリットもあります。
 「精読」は、それなりに味わうことができますが、ビジネスなどの大量の情報を処理するには不向きです。「精読」は、気に入った本を読むのに適したものといえます。平野啓一郎氏のように文学作品のスローリーディングを薦める方もいます。その場に応じた、さまざまな読書のスタイルがあってよいと思います。
 速読を使わなくても、知っている分野の内容であれば速く読めるということもいえますし、読書量が多ければ、拾い読みで速く読むことができますね。「速読」と「精読」の真ん中を行った人物としては、中谷彰宏氏、佐藤優氏、司馬遼太郎氏、竹内均氏をあげることができます。
 彼らの特徴は、目次を見て必要な箇所だけ精読し、あとは斜め読みにするというものです。この方法を中谷彰宏氏は、「効果的な読書」つまり、「効読」と名づけています。この「効読」は、学者が分析処理するときに行う方法です。この方法は有効なので、一番よいかもしれませんね。