五木寛之の著作について
先日、親戚の方が亡くなりました。最後にお目にかかったのは、身内の結婚式のときでした。そのとき、その方は「私は五木寛之の仏教的人生論の著作を読むのが好きで、心の支えにしてきた」としみじみと語ってくれました。
それ以来、私も五木寛之の著作を読むようになりました。たいへん、わかりやすい著作です。五木寛之は、旧満州からの引き揚げで、たいへんな苦労をした方です。若いころは『青春の門』などの恋愛物を書いていましたが、1982年ごろに休筆し、大学で仏教を学び、その後、仏教的な人生論やエッセイ、健康法などの著作を書くようになり、愛読者が広がりました。
深い内容をわかりやすく書いているので、一読をお勧めいたします。