悩みの解消法

悩みの解消方法について考える―自力編
誰もが悩むことがあります。ぼんやりとしたものから、深刻なものまでいろいろとあります。以下、私が行ってきたものを紹介しておきます。
○セルフ・カウンセリングを行う。
自分の状態を紙に書き出すことで、冷静になれます。デール・カーネギー『道は開ける』という本もこの考え方に近いものです。
○優先順位をつけて、その順番で必要な目の前のものから行う(森田療法)。
長谷川洋三『森田式精神健康法』(三笠文庫)という、森田療法について書かれていたものです。特に紙に書き出すと、明確になり行いやすくなります。そして、三昧の境地になるものです。
○雑念を放っておいて「あるがまま」に目の前の作業を行う(森田療法)。
人間、逃げていては余計につらくなるものです。逃げずに、その時間に出てくる雑念のまま過ごすと、やがて集中できてくるものです。それにしても、こうした療法を考案した森田正馬博士は偉大ですね。ぜひ、お目にかかりたかった人物です。
○書道、茶道、瞑想など自分を見つめる時間を持つ。
芸道は、自然の呼吸が必要です。そのため、呼吸を整える効果があるのです。その意味で、精神の健康に役立ちます。
○趣味は仕事の栄養剤と考える。天職と適職とをわける。
たまには、しっかりと遊ぶことも重要です。食べるための適職、そしてライフワークに近い天職とのバランスも大事です。趣味は自分の得意なことなので、活力源になります。
○古典文学・古典芸術にふれ、感動する。
文学の中でも、和歌・漢詩はお薦めです。気に入った和歌などを暗誦してみてはいかがでしょうか。また、古典芸術は長く人々を感動させてきたエネルギーがあるので、お薦めです。
○呼吸法で気の流れを整える。
自分の頭をクリアにできますし、自己浄化できます。伊藤真『夢を叶える勉強法』にも書かれていましたし、古くは釈迦、白隠なども行っていました。
○祈りをささげる
人類の平和を祈ったりすると、志が大きくなり、自分の悩みなどが小さくなります。たとえば、「神様、主語霊様、補助霊様、必ず何かに喜んでいただけますように、必ず何かに感動していただけますように、よういうことが明日もできますように、きっとできますように、よろしくお願いいたします」などと祈ってから寝るのです。