武士のことば2

【武士の決まり文句】

大義である・・ご苦労さん
まかりある・・「有る・居る」の丁寧語
物申す・・抗議する
おさおさ―打消・・めったに―ない
御光栄・・「来る」の尊敬語
ちょこざいなり・・なまいきな
やくたいもない・・役にも立たない
ぜひもない・・やむをえない
慮外な・・そんなこと思いもよらない・思いがけない・意外だ
曲げて・・何がなんでも
かまえて―禁止・・絶対に―するな
ひらに・・何とぞ
一つまいろう・・まずは一杯
過ごされよ・・気楽に思う存分飲め
お流れちょうだい・・ひとの盃で飲むときに言う
手もと不如意・・当座の持ち合わせがないときに言う
片腹痛い・・はたで見ていてはずかしい
異なこと・・また妙なことを
これはしたり・・これは驚いた
面妖な・・まったく不思議だ
いかさま・・なるほどな
念には及ばない・・確認するまでもない
びろうながら・・穢い話をするときに使う
卒爾ながら・・突然のことで失礼ですが
それは重畳・・それはたいへんけっこうなことだ
恐悦至極・・とてもうれしいときに言う
掬す・・両手ですくい取る