品詞分類
品詞分類の歴史
上代・・『万葉集』に「てにをは欠く歌」の記述
中世・・歌学書に「物の名」「ことば」「てにをは」の記述
近世・・富士谷成章・鈴木朖・東条義門・富樫広蔭などの研究
近代・・権田直助・鶴峯戊申・田中義廉・大槻文彦『語法指南』の分類→名詞・動詞・形容詞・助動詞・助詞・副詞・接続詞・てにをは・感動詞
品詞分類の視点
1.素材としての語「詞」(モノ・コト・サマ)+素材間の関係または話し手の態度を表す語「辞」(テニヲハ)・・時枝誠記
自立語(詞)・・活用がある(動詞・形容詞・形容動詞)
活用がない(名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞)
付属語(辞)・・活用がある(助動詞)
活用がない(助詞)
2.主語になるもの(名詞)+主語にならないもの・・橋本進吉