2009-07-14から1日間の記事一覧

現代文の参考書の歴史(2)

長谷川泉という近代文学の大御所(森鷗外の研究で有名)で、「医学書院」を設立した人物がいました。晩年の長谷川泉にお目にかかったことがありますが、独特の雰囲気のある方でした。長谷川泉は、現代文の教育についても理論書を書いたりしていました。その…

現代文の参考書の歴史(3)

国語学者の書いた現代文の本としては、遠藤嘉基・渡辺実(両氏とも京都大学名誉教授)の書いた『現代文解釈の方法』(中央図書)と『現代文解釈の基礎』(中央図書)とがあります。文体判定などのマニアックな内容となっています。比較的短い文章を取り上げ…