句点(マル)の打ち方のモデル

 おはようございます。今回は、「。」(マル)〔句点〕の打ち方のモデルを紹介します。

①マルは文の終止にうつ。正序・倒置・述語省略など、その他、すべての文の終止にうつ。
(例)春が来た。出た、出た、月が。どうぞ、こちらへ。
②「 」(カギ)の中でも終止にうつ。
(例)「どちらへ。」「上野まで。」
③引用語にはうたない。
(例)これが有名な「月光の曲」です。
④引用語の内容が文の形式をなしていても簡単なものには、うたない。
(例)「気をつけ」の姿勢でジーット注目する。
⑤文の終止で、カッコをへだててうつことがある。
(例)このことは、すでに第三章で説明した(五七頁参照)。
⑥付記的な一節を全部カッコでかこむ場合には、もちろんその中にマルが入る。
(例)それには応永三年云々の識語がある。(この識語のことについては後に詳しく述べる。)

 実際には例外もあるので、あくまで文章を読みやすくするために打つものです。そのためこれらはモデルにすぎません。いろいろと工夫していくとよいですね。