古文常識の参考書

おはようございます。今日は、これから出かけるので、早朝の更新となっています。古文常識という本も、最近では書店でみかけるようになりました。古文常識は古文の背景知識をまとめたものです。かつては、『古文研究法』(洛陽社)の「精神的理解」の項目をよむとよいといわれてきましたが、ずいぶんと整理されて読みやすいものが出版されてきています。 有名なものとしては、『土屋の古文常識222』(代々木ライブラリー)、『マドンナ古文常識』(学研)、『古文常識』(河合出版)、『古文常識』(中経文庫)、『古文常識』(Z会出版)などがあります。この中でも、『古典常識』(河合出版)は、和歌についてもよくまとめられていて、使いやすい本です。ただし、古典常識はスパイスのようなものですから、すぐに効果があがるわけではありません。ですから、気軽な気持ちで読むのがよいので、軽く考えておくとよいでしょう。
 一般書ですが、『古文のよみかた』(岩波ジュニア新書)などの岩波ジュニア新書なども古文の常識力を高めることが書かれているので、よいでしょう。岩波ジュニア新書は、本質を見抜いた大御所の教授に執筆を依頼するので、たいへん濃い内容となっています。