センター古文の対策本

 こんばんは。今回は、センター試験の古文について書いてみます。現在のセンター試験の古文は特殊であるといえます。長い文章で、しかも選択肢も長くしてある奇妙な試験です。それに、マーク式なので部分点や努力賞がありません。さらには、設問をマークでないものにすると、難関国立大学のレベルです。
 そこで、対策としては、まずは筋力トレーニングとして、古文単語・古文文法をおさえたのち、過去問をやるだけでなく、平行してセンター対策を行う必要があります。塾や予備校に通っているなら、その講座でよいのですが、あまりにもセンターと相性がよくなかったり、苦手な問題があったりすると、たいへんなことになります。そこで、センター対策本を利用するとよいと思います。古文のセンター対策本としては、ジャンル別のものがよいでしょうね。『演習編・きめる!センター国語・古文』(学研)や『中里の即決古文センター試験対策』(代々木ライブラリー)がよいと思います。この二冊は、センター古文の対策本として、よくできています。塾などでは、指定図書にしてあるところもあるほどです。
 和歌の問題も最近は多いので、鈴木日出男氏(私の恩師の一人です)の書いた『古代和歌の世界』(ちくま新書)と『原色カラー版・小倉百人一首』(文英堂)で、和歌に慣れることも重要です。