漢文のマメ知識を増やす本

 こんにちは。今回は、マメ知識を増やすための一般書を紹介します。一般書としては、『漢文のよみかた』『漢語の知識』『漢詩入門』(岩波ジュニア新書)が面白く読めます。岩波ジュニア新書は、大御所が入門を執筆する方針であるため、たいへん本質的なことが書いてあり、読み物としてすぐれています。
 NHKのラジオ放送でも、漢詩の講座があり、それを聞くと漢詩・漢文のセンスがよくなります。この講座の講師は、鈴木修次、石川忠久、宇野直人と続いてきました。三人の中で、私が一番親しみやすかったのは、恩師の一人でもある石川忠久氏でした。軽妙な語り口調は絶品でした。ラジオ放送の頃の原稿をもとにして、書籍も多く出版されていますから、読んでみてくださいね。