受験の水準を超えた漢文の参考書

大学院入試や漢文マニア向けの漢文の参考書を紹介します。小林信明の『漢文研究法』(洛陽社)、二畳庵主人の『漢文法基礎』(Z会出版)、山田勝美・山本未正の『漢文入門』(駿台文庫)の三冊です。この三冊は、入試の水準をはるかにこえています。大学生・大学院生・現職の教員が読む本です。他に、藤堂明保氏の書いた『チャート式・漢文』(数研出版)も一通り書かれていてよい本です。個人的には、大学に入学後は、加藤道理・石川忠久・大島正二・胡志楊・小島毅・池田知久などの先生方の講義の影響を受けたので、その先生方の紹介する参考文献などを読んできました。また、加地伸行吉川幸次郎宇野哲人白川静金谷治・加藤常賢・原田種成・長澤規矩也などの著書からは、多くのことを学びました。このように、あとは芋づる式に読んでいくのがよいでしょうね。