どの時期の勉強が大切か?

「どの時期の勉強が大切か?」
 普段、中学生・高校生・高卒生・社会人を対象に国語の授業を行っていますが、いつも痛感することは「中学生」の勉強が一番大切だということです。中学生の内容の最高水準をマスターしておけば、たいていのものを読むことができます。しかし、あくまで中学生の最高水準です。学校のレベルでは足りません。文英堂から「最高水準問題集」というのが発売されていますね。そのレベルのものが必要です。また、中学入試の文章は、レベルの高いものが多いのでできれば中学入試も経験していたほうが、難解な文章を読むのが苦ではなくなります。実は、中学入試で出題される文章は大学入試でも出題されることのある文章が多いのです。
 「高校生になったら国語ができなくなった」というケースは、症状として二つ考えられます、一つは中学生の頃に最高水準までやっていなかった場合、もう一つは、解き方がわからずに実力はありながらも、点数に結びついていないケースの二つです。この二つの点を確認して勉強を進めていくとよいでしょうね。社会人の方で、カルチャーを受講される方も、中学校の最高水準を復習しておくと、講義内容が頭に入りやすいと思います。