「四」と「七」の読み方の話

○「四」と「七」の読み方の話
「四」は「し」と「よん」という読み方があります。同様に「七」も「しち」と「なな」という読み方があります。一般に「四」は「し」と読むと「死」につながるため、「よん」と読むようになったといわれています。しかし、「七」はどうでしょうか。軍隊では整列するときに、一から順番に読み上げていきました。その際に、一から読むときには、「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、」で問題なかったのですが、逆に後ろから読み上げるときに、「はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち」というように、「四」を「よん」、「七」を「なな」と読み上げたほうがよかったという事情も大きかったようです。