ヒルティに学ぶ心術
おはようございます。
岩波文庫から出ているアランの『幸福論』とヒルティの『幸福論』があります。私は、ヒルティの『幸福論』のほうを好んでいます。
ヒルティは、仕事をまじめに行うことが幸福につながると説いているからです。その愚直なまでの勤勉さに感銘を受けます。仕事と仕事の合間の休息の変わりに、他の仕事を行うことが一番疲れを癒す方法であることを説いています。まさにその通りで、休息しても疲れがなくなるわけではないので、他の仕事を行ったほうがよいといえます。老荘思想では努力などにあまり価値は見出しませんが、どちらかというと高齢者向きだと思います。やはり若いうちはヒルティのような「努力即幸福」の精神がよいと思います。みなさんはどうでしょうか?興味のある方は、渡部昇一『ヒルティに学ぶ心術』を読むとよいでしょう。