読書日記〜枕草子

junkai42122013-05-17

七月から、よみうりカルチャーで、『枕草子』の講義を依頼されました。
実は私は、『枕草子』が嫌いでした。大学で『枕草子』を教えてくださった松田喜好先生も『枕草子』が嫌いだと言っていました(笑)なお、『枕草子』で評価の高いテキストは、萩谷朴校註の『枕草子』(新潮社)です。
枕草子』に対する抵抗をなくしてくれた本が二冊あります。一冊が橋本治『桃尻語訳・枕草子』(河出文庫)と山口仲美『すらすらよめる枕草子』(講談社)です。
特に山口仲美さんの本は、『枕草子』の面白さが伝わってきます。山口仲美さんは、楽しそうに文学や言葉について語るので、聞いている側も楽しくなります。この本は、読んでいて、『枕草子』が好きになる本ですから、お勧めします。