言語と思考

条件づけ
○古典的条件づけ・・パブロフ
(例)犬にエサを与えると同時に、メトロノームを聞かせていると、やがてメトロノームの音だけで唾を出すようになる。
○道具的(オペラント)条件づけ・・スキナー
(例)ネズミがレバーを押すとエサが出るようにした。偶然レバーを押してエサを得られたネズミは、以降レバーを押し続ける。
○期待説(認知説)・・トールマン
(例)白い窓と黒い窓のある箱にネズミを入れ、白い窓を開けたときだけエサが与えられるようにした。するとネズミは二つの窓を識別するようになった。白い窓にエサを期待した。
○試行錯誤・・ゾーンダイク
試行を繰り返すことで適切な行動を身につけていくことに注目した。
○洞察・・ケーラー
試行錯誤を経なくても問題を把握できるとした。

言語と思考
ヴィゴツキー
人間は、ことばを使って物事を考える。ことばを使ってコミュニケーションをする。そこで、ヴィゴツキーは、思考のための言語を音声を伴わない「内言」とし、会話のための言語を音声を伴う「外言」とした。
ピアジェ発達心理学
幼児が発する伝達を目的としない言語を「自己中心的言語」と呼んだ。
チョムスキー生成文法
人間は生得的に言語にまつわる基本的な原理(Universal Grammar)を持っている→生成文法
(例)どんな人でも生後、短期間で言語を習得できる。
○サピア=ウォーフ「言語相対仮説」
使用する言語によって、世界の捉え方が異なるとした。
(例)虹は日本人には7色、アメリカ人には6色。太陽は日本人には赤、欧米人には黄色。