聖徳太子・行基

1聖徳太子の活躍
538年あるいは552年に仏教が伝来したと言われています。現世中心主義の古代日本文化に比べて、仏教は深淵な教えでしたが、聖徳太子大乗仏教を本格的に理解したと言われています。
○十七条憲法・・当時の役人の心構え。日本古来の清明心の融合した「和」。
・和の重視・・協調の精神を最重要視。『論語』にも登場。
・「三法(仏・法・僧)」への尊敬・・仏教を最高の宗教とする
・「凡夫(ぼんぶ)」の自覚・・煩悩具足の身に対する仏教的自己反省の態度
○『三経義疏(さんぎょうのぎしょ)』・・「法華経」(仏教のエッセンスが書かれている)・「勝(しょう)鬘(まん)経(きょう)」(仏教の真髄が示されている)・「維摩経(ゆいまきょう)」(仏教のイントロダクションが書かれている)の注釈
2奈良仏教
鎮護国家・・国家安泰のための仏教(東大寺大仏建立に象徴される)
行基の活躍・・ため池をつくり、橋を架け、民衆を助けたため、「菩薩」と言われた。大仏建立に尽力した。