浄土教について

浄土教
死後に極楽浄土に生まれ変わることを教える。また、西方極楽浄土の教主である阿弥陀仏阿弥陀如来)を信仰する。中国の善導(ぜんどう)が大成者とされる。
源信
『往生要集』を著し、極楽浄土に生まれ変わるためには、念仏が最も効き目があると述べた。源信の念仏は「観想念仏」であり、阿弥陀如来の姿や浄土を想像し、思うことであった。このことが、貴族たちの活動につながった。
空也
最初、貴族の間で広まった浄土信仰を民衆に広め、市(いちの)聖(ひじり)と呼ばれた。
大乗仏教では、ブッダ(釈迦如来)以外に、大日如来阿弥陀如来などが信仰の対象になった。