動詞

動詞

1.動詞の基本的性格
動詞の基本的性格は、単独で述語の働きをし、文中での働きの違いに応じて活用することである。

2.動詞の分類
a動態動詞・状態動詞
動態動詞・・動きを表す
(例)歩く・倒れる・倒す・話す
状態動詞・・状態を表す
(例)ある・いる・できる・要る・違う
b自動詞・他動詞
自動詞・・「名詞+ヲ」という形式の補足語を取らない
(例)人が動く・車が止まる
他動詞・・「名詞+ヲ」という形式の補足語を取る
(例)新聞を読む・車を止める
c意志動詞・無意志動詞
意志動詞・・人の意志的動作を表す (例)歩く・読む・考える
無意志動詞・・人の意志的動作を示さない (例)倒れる・老いる・失う

3.活用
子音動詞(五段活用・強変化動詞)と母音動詞(一段活用・弱変化動詞)
a子音動詞(五段活用・強変化動詞)
(例)読む yoma-nai,yomo-u,yomi-masu,yomu,yomu-toki,yome-ba,yome
b母音動詞(一段活用・弱変化動詞)
(例)食べる tabe-nai,tabe-masu,taberu,taberu-toki,tabere-ba,tabero
cその他の動詞(変格活用)
(例)する・くる

4.複合動詞
複合動詞・・ある動詞(前項)に別の動詞(後項)をつけて作られている動詞
a連用形複合動詞
(例)持ち上げる
bテ形複合動詞
(例)持ってくる

5.借用動詞
借用動詞・・実質的な意味を表さず、動詞としての性質だけを持ったもの。
(例)する・研究する・研究をする・ある・映画化する・オープンする