2014-12-03 一遍の教え 一遍(時宗の開祖) 言い伝えによると、一遍は熊野権現(阿弥陀仏の化身とされる)から夢の中で、「信心の有無に関わらず、一遍の念仏で救われる」とお告げを受け、法然や親鸞以上に分かりやすい教えを説いて全国をまわった。時宗の時は臨終の時、つまり、極楽浄土に生まれ変わる時を示す。 ○遊行(ゆぎょう) 全国を行脚し念仏札を配った。「一回の念仏で往生できる」という言葉を伝えた。 ○踊念仏(おどりねんぶつ) 極楽往生を悦び、念仏に合わせて踊った。 ○捨(すて)聖(ひじり) すべてを捨て、念仏を唱えることを主張した。