一遍の教え

一遍(時宗の開祖)
言い伝えによると、一遍は熊野権現阿弥陀仏の化身とされる)から夢の中で、「信心の有無に関わらず、一遍の念仏で救われる」とお告げを受け、法然親鸞以上に分かりやすい教えを説いて全国をまわった。時宗の時は臨終の時、つまり、極楽浄土に生まれ変わる時を示す。
○遊行(ゆぎょう)
全国を行脚し念仏札を配った。「一回の念仏で往生できる」という言葉を伝えた。
踊念仏(おどりねんぶつ)
極楽往生を悦び、念仏に合わせて踊った。
○捨(すて)聖(ひじり)
すべてを捨て、念仏を唱えることを主張した。