手のひら療法について考える

「手のひら療法」について考える
ハンドパワーについて、考えたことはありますか?「手のひら療法」と呼ばれるものがあり、手のひらをこすりあわせてから、患部に手のひらをあてると緩和されるというものです。塩谷信男という106歳まで生きた医師が、若いころ急患できた患者に手のひら療法を施したところ回復しましたが、それがもとで東大付属病院を追い出され、独立開業したという記事を読んだことがあります。「手のひら療法」は、「レイキ」(臼井甕男が開祖)の普及とともに戦前主に行われていたようです。現在では、外国で大きく発展して「霊気」が「レイキ」「Reiki」として日本に逆輸入されていますし、谷口雅春生長の家創始者)や西勝造西式健康法創始者)にも影響を与え、真光などもこの系統だといわれています。
医師の帯津良一氏は、気功によって患者の体に触れ、癒される患者が多いといわれますが、長年の鍛錬のため、手のひらから気を発しているのでしょうね。簡単に手のひらの気を感じる方法は、川津祐介『超能力健康法』に、「両手を合わせないで2センチほどの距離を保とうとすると、気が充ちてきて両手の手のひらがくっつく現象が起きる」と述べられています。私も講座で行うことがありますが、確かに気を感じます。
では、手のひらの気を高めるにはどうすればよいでしょうか?一つは「レイキ」を学ぶことです。ただ、ある程度の金額がかかります。平均で10万から20万です。組織化しないで個人で伝授してもらう場合には、もう少し安くなります。そこで、西勝造西式健康法創始者)や野口晴哉野口整体創始者)は、手のひらを目のあたりで合掌したまま40分過ごすことで気を発する方法を提唱しています。これは「合掌愉気法」「合掌40分行」といわれています。40分が難しい場合には21日間毎日5分程度でもよいから行う方法もあります。一度修得すれば、一生消えないことから急速に普及してきました。
「手のひら療法」「ハンドパワー」を身に着けたい方は、参考になさるとよいでしょうね。