水野南北の開運法

「水野南北の少食開運法」

 

こんにちは。今回は摂食主義の開運法を紹介します。江戸時代の人相の大家である水野南北は「少食開運説」を説きました。少食は徳を積むことにつながるとし、大食いは悪事をなすと考えました。以下にまとめてみます。

 

1短命の相の人が長寿の相になる方法

→粗食少食・規則正しい食生活

2貧相の人が財をなす方法

→自分の経済状態を知る・粗食と規則正しい生活・徳を積む

3悪相の人が幸せになる方法

→粗食少食・規則正しい食生活

 

水野南北は、少食は3年で人格を高貴にするすると語っています。彼自身、悪相が良相に変わり、77歳まで生きました。肉体の本質が変わらない限り、精神の本質も変わらないため、その基本として食を慎むことは、体質を変えていくので、よい方法だといえます。飽食の時代で、慢性病の原因ともなっている大食いは慎んだほうがいいでしょうね。

水野南北の「少食開運」の方法を、町田宗鳳がまとめたものを紹介します。

1腹七分

2副食は一汁一菜

3食べる量を一定させること

4食べる時間を決めること

5酒、肉もよいが、控え目にすること。とりすぎると、必ず病気、短命になる。

6青菜の類はいくら食べてもよい。

7非常時には、大食いもよい。(戦いの前などの非常時の場合)

8食欲がないときは、無理して食べない。

9残すのはもったいないと思って、食べてはいけない。自分の身体をいたわり、食べないことこそが、徳をなすことである。

10食の節制は、ケチではない。人に対してふるまうときは、ケチってはいけない。

11食は天から与えられたもと心得、むやみに食い散らかしてはいけない

12こうした食の節制を、少なくとも三年間、続けなければいけない。