フロイトとユングの夢判断

 こんばんは。今回は、フロイトユングの夢判断について、簡単に紹介します。ユングの方が夢を積極的に解釈した点が大きく異なります。

フロイトの夢判断」
フロイトは、夢日記をつけていました。そして、「夢は自分の第二の性格を知るヒント」としました。「男性の性器は人物によって象徴化され、女性のそれは風景に象徴化される」と述べています。フロイトの名著、『夢判断』では夢の出来上がる過程を「圧縮・移動・激化・象徴化・二次加工」と述べていて納得できる箇所があります。

ユングの夢判断」
フロイトの夢判断に対してユングは、積極的な夢判断を展開しました。その特徴は、以下のとおりです。
1個人的経験を超えた「大きな夢(ビッグドリーム)」(集合的無意識)としてとらえた。
2夢の中には目的が出てくる。
3夢の中では日頃の自分と反対の人格が出てくる。
4「知らなかった私」を知ることで、「私の知っている私」と結合させて心身の充実を得る。