クレッチマーの分類と文字

クレッチマーの分類と文字」
E・クレッチマー(1888−1964、ドイツの精神医学者、体格と性格との関係を研究)は、臨床経験から、体格のタイプにより特定の病気の確立の高いことを述べており、人相学や筆跡にも大きな影響を与えています。「筆圧・体つき・気質」の関連性についても述べていて、弟子のシュタインバックス博士は筆圧測定器を使い、人が文字を書くときにペンの圧力がどのように加わるかを測定しました。
クレッチマーの人間の気質の基本型三分類と特殊型に分類に手を加えたものを以下に紹介します。
[基本型]
①痩せ型(分裂気質・非社交的で無口・S型)Schizophrenie
(筆跡)「転折角」「縦長文字」「収斂点型」「筆圧が強い」「筆速がはやい」「形が角ばっている」「右肩上がりの癖がある」。
②丸型(ふとり型)(躁鬱気質・社交的・躁と鬱が交互にくる・Z型)Zyklothymie
(筆跡)「接筆開」「転折丸」「行左よりまたは行下部左ズレ型」「筆圧が弱い」「形が丸い」。
③筋骨型(筋肉型)(粘着気質・几帳面・実直・義理堅い・E型)Epilepsic
(筆跡)「大字」「起筆ひねり」「ハネ強」「筆圧強」「筆速は遅い」「文字が大きい」「角ばっている」。
[特殊型]
神経症気質(N型)Neruositat
(筆跡)「筆圧が強い」「筆速が遅い」「文字が小さい」「角ばっている」「右肩下がり」。
⑤ヒステリー症気質(H型)Histeperie
(筆跡)「筆圧が強い」「筆速がはやい」「文字が大きい」「書いている途中で変化する」「右肩上がり」「右肩下がり」