クレッチマー

クレッチマーの体格と病気との関係
クレッチマー(1888−1964、ドイツの精神医学者、体格と性格との関係を研究)は、臨床経験から、
体格のタイプにより特定の病気の確立の高いことを述べており、人相学にも大きな影響を与えています。そのクレッチマーの三分類に手を加えたものを以下に紹介します。
①痩せ型
全体的にやせて青白い感じで、特に手足が長い印象を受ける。
分裂症・ストレスを溜めやすく、消化器系が弱い。
冷たくて気難しく、非社交的で周囲に無関心な性格のことが多い。
内向的で不満が多く、劣等感・鈍感・従順さと傲慢さ・敏感さとが同居している。
超然型・不満型・理想型・夢想型・独善型・愚鈍型に細分類できる。
(例)芥川龍之介川端康成
顔の形としては、逆三角形型。頭の大きさは小さめ。「知」
(筆跡)「肉細」「転折角」「縦長文字」「収斂点型」が多い。
(アドバイス
適度なストレス発散を心がけてください
消化器系が弱いかもしれません。暴飲暴食を慎み、ゆっくりとよく噛んで食べましょう。

②丸型(ふとり型)
頭でっかちで首が太くて短く、手足や短く、指が丸っこい印象を受ける。
躁鬱症・美食家や飲酒家が多く、糖尿病や心臓病などの傾向がある。
親切で明るく社交性に富み、善良さと暖かさをもつ。
美食家などに多い。
躁と欝との気分のむらがあるが、屈託がない。
(例)石原裕次郎開高健
顔の形としては、丸型。「情」
(筆跡)「肉太」「接筆開」「転折丸」「行左よりまたは行下部左ズレ型」が多い。
(アドバイス
暴飲暴食に気をつけて、バランスの取れた食事に気をつけましょう。

③筋骨型(筋肉型)
骨組みががっしりとしており、男性は逆三角形の理想の体型で、女性は大柄な印象を受ける。
てんかん・筋骨が発達し体力がある。血圧・がん・心臓系に注意が必要。
几帳面で粘り強く、頑固な人が多い。
粘着性が強く鈍感だが、いったん興奮すると不覚にもカッとなる。
けちでしまりやで、思想的には保守的だが、ときによると急進派の先鋒となり、爆発性を示す。
(例)三船敏郎加藤剛太地喜和子美空ひばり
顔の形としては、四角型か五角形。頭は大きめ。「意」
(筆跡)「角ばった文字」「大字」「起筆ひねり」「ハネ強」「筆圧強」が多い。
(アドバイス
体力に自信がありそうですが、血圧などに注意しましょう。
健康を過信せずに適度に健康診断を受診しましょう。