厄年の意味
厄年の意味−西谷泰人のブログより
2012/10/10
現代版の、統計に基づく
科学的 「新・厄年」があった
75万人のデータから算出した、
病気になり易い男女の年齢が判明!
昨日は、厄年の話をしました。
厄年には、いい事が起こる人、反対に病気・災難が起こる人がいる、という話です。そして、そのどちらになるのかは、日頃の生き方で決まる、と。
そして今日は、科学的統計による、大病に罹(かか)る年齢を知って、病気を回避する知恵を持とう、という話です。
この調査をし、統計を出した人物は、「年齢研究所」所長で、茨城キリスト教大名誉教授の板倉弘重医師です。
板倉氏は、人が一番病気にかかりやすい年齢を、「新・厄年」という言葉で表現しています。
以下、2012年10月13日号の週刊現代より、「男女別・あなたが病気になる年齢がわかった」 より抜粋します。
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日本初・科学的分析に基づく「新・厄年」
現在の厄年は江戸時代から定着していたようだが、400年以上前からの厄年が現代人に当てはまるとは限らない。
「そこで、今回、我々が75万人ものデータを分析し、病気が発生しやすい年齢というものを算出しました。それを新厄年として設定したのです」(板倉医師)
板倉氏がこのアンケートを取るにあたって対象としたのは、100万人の中から抽出した約75万人分のレセプトデータ。
レセプトとは、病気に罹って保険診療を受けた患者の、年齢や性別、病名、どんな治療を受けたのかといったことが書かれている明細書だ。
その中で、健康寿命を損ねる大きな原因となる7つの疾患に注目した。(健康寿命とは介護を必要とせず自立して健康な生活が送れる年齢のこと)
7つの疾患とは、脳卒中など脳血管疾患、認知症、関節疾患、骨粗しょう症、心筋梗塞などの心疾患、糖尿病、がん。昨年一年間に発症した患者の年齢と発症率を調べた。すると、これらの病気を総合した発症率が一段と上がる年齢が、幾つかあることがわかったのだ。
つまり、科学的根拠に基づく「病気になる年齢」が判明したことになる。
板倉医師らが算出した「新・厄年」は次の通り。
(以下の年齢は満年齢です)
<男性>
24歳、37歳、50歳、63歳。
<女性>
25歳、39歳、52歳、63歳。
従来の厄年と微妙にずれていることがわかる。とくに63歳は7疾患の発症率が急上昇するターニングポイントで、「新・大厄」とも言える。
(2012年10月13日号の週刊現代より、
「男女別・あなたが病気になる年齢がわかった」 より抜粋)
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病気になり易い年令には、医学的根拠がある
昨日ご紹介した、一般の厄年をもう一度ここに記載します。
(以下の年齢は、すべて数え歳です)
<男性>
25歳、42歳、61歳
<女性>
19歳、33歳、37歳、61歳
この従来の厄年は、「新・厄年」の年齢とは確かに微妙にずれていますね。
「年齢研究所」では、「新・厄年」の年齢に、病気になり易い理由について、次のように分析しています。
例えば、24〜25歳は、社会に出て、自分で稼ぎ、外食をするようになって太る。肥満と病気は密接に関係しているので、この年齢で病気になりやすくなる。
男性の37歳は、仕事で飲んだり、結婚したりで太る。あるいは経済的余裕で肥満になり、病気になり易い。
そのような生活習慣に加えて、ホルモン分泌減少による抗酸化作用の低下が挙げられる、と言っています。
また板倉医師は、63歳で病気のピークを迎える理由を、以下のように述べています。
「定年で仕事を辞める人は多いのですが、63歳はその影響が徐々に現れ始める年齢です。
生活環境が変わり、食事のリズムも内容も変わる。通勤がなくなるので運動不足も起きやすい。人によっては仕事のやりがいを失ったことや経済的な不安といった新しいストレスが生じることで、さまざまな病気のリスクが増えてくる。最も気を付けるべき年齢だと思います」(板倉医師)
手相で見る、病気になり易い年齢
手相でも、病気になり易い年齢が分かります。
拙著『流年手相術』(創文刊)の病気の章で述べましたが、
「生命線の50歳〜65歳の間が一番健康線(=病気の線)が横切る範囲です」。この期間に病気をしない人は、そのまま病気せず、長生きする人が多いのです。
私の手相のデータも、『新・厄年』の年齢と重なっていますね。
という事で今日は、科学的検証に基づいた「新・厄年」のお話でした。
2012/10/9
「厄年」 の本当の意味
昨日、「厄年」についての質問のお便りを頂きました。
厄年(やくどし)の正しい解釈については、過去の鑑定日記や著作『占い師からのメッセージ』(創文刊)に書きましたが、ここで再度、質問にお答えする形で述べたいと思います。
まずは、お便りをご紹介します。
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ノーベル賞の山中教授について
こんにちは。
今日の出来事で気になった事があるんですけど、ノーベル賞を受賞した山中教授は今年、九星気学でいうと厄年に当たるのですが、どうして脚光を浴びたのでしょうか?
(A.)
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この度、「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により2012年のノーベル医学生理学賞を受賞することが発表された山中伸弥教授は、1962年(昭和37年)9月4日生まれ(50歳 二黒土星生まれ)です。
一般にいう厄年とは、以下の年齢の時を指します。
(以下の年齢は、すべて数え歳です)
<女性>
前厄18歳・ 大厄19歳・ 後厄20歳
前厄32歳・ 大厄33歳・ 後厄34歳
前厄36歳・ 大厄37歳・ 後厄38歳
前厄60歳・ 大厄61歳・ 後厄62歳
<男性>
前厄24歳・ 大厄25歳・ 後厄26歳
前厄41歳・ 大厄42歳・ 後厄43歳
前厄60歳・ 大厄61歳・ 後厄62歳
とすると、山中教授は一般的な厄年ではありません。
山中教授は満年齢50歳。
ナゼそれが九星気学では「厄年」なのか?
では、満50歳の中山教授が、なぜ九星気学では厄年になるのか、説明をします。
九星気学では北30度を坎宮(かんきゅう)と言い、北は一白水星の性質の方位です 。
二黒土星の山中教授は、今年(の年盤で)は、坎宮に入っている(位置している)事になります。
九星気学では、北30度に自分の星が入る年は、誰でも一休みし、ゆっくり体を休める年と言っています。
ですから九星気学では、北に入った本命星を持つ人を「厄年」、とまで言うのですね。
そう考えると、私も二黒土星ですから、今年は厄年ですね〜。
この九星気学の年運の見方が正しいかどうかは別にして、今日は厄年の正しい捉え方を述べる事にします。
厄年は、会社で言えば決算期である
つまり厄年は、前回の厄年以降に、怠けてきた人には凶年、努力していた人には大吉の年!という事です。
ここで拙著『占い師からのメッセージ』(創文刊)より、厄年の解説部分をご紹介します。
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厄年、(いわゆる)衰運期は、会社の決算期と同じ。
良い悪いはない!
一般に、人には衰運期と呼ばれている時期があり、一生の内に何度か大変苦労をする人も多くあります。厄年、空亡、天中殺など、皆さんも聞いたことがあると思いますが、その時期が衰運期と考えられています。
でも、いろいろ多くの鑑定のお客様の人生をお聞きしていると、厄年や衰運期といわれる時期に大きく飛躍し、幸運を掴む人も多くいます。
(念のために付け加えておくと、大殺界は割り出し方が間違っているのですが、大殺界の期間は空亡期が含まれています。たくさんの人で検証してみると、大殺界に大成功している人もたくさんいます)
そこでいろいろ調べていくうちに分かった事は、厄年や空亡、天中殺などの時期は必ずしも衰運になる悪い時期、というものではなく、それまでの10年20年の間に溜まりに溜まったものを清算する決算期なのだ、ということでした。
拙著『占い師からのメッセージ』(創文刊)より
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ですから決算してみたら、たくさんの努力をしていい成績だった人には、給料が大幅にアップしたり、グアム旅行のプレゼントがあったりしますし、反対に怠けていて成績が悪かった人には、減給や左遷、リストラなどの目に遭う、というようになります。
これを一般に厄年とか空亡などといわれて、悪いことが起こった人たちから怖がられている現象なのです。
ここまで説明しましたら、一生懸命、陰日向なく、人類が幸せになる為の研究に打ち込んできた山中伸弥教授が、九星気学でいうところの「厄年」の時期に、ノーベル賞を授賞することになった真の意味がお分かりいただけると思います。
誰もが、厄年に大飛躍する、という生き方をしたいものですね。