我が師・我が友-杉浦克己先生-

杉浦克己先生は、放送大学出身の初の放送大学教授といわれています。
しかし、実際には、東京学芸大学及び大学院の修士課程を修了し、都立高校の教員をしながら論文を書き、永野賢先生の指導のもと、放送大学研究生を修了した方で、専門は書誌学と日本語学でした。
博識で、パソコンも得意な方でした。永野賢先生の後任として、放送大学に教員として着任したあとは、放送大学客員教授を務めた古田東朔先生から、大いに啓発されたようです。
杉浦先生は、残念ながら、2011年に50代前半の若さで癌のため、逝去なさいました。杉浦先生は、タバコが手離せないヘビースモーカーでした。
私は予備校で働きながら、放送大学の杉浦ゼミに参加していました。
杉浦先生は、日本語学史を研究することを勧めてくださいました。それがきっかけで、私は日本語学史の研究も手がけるようになりました。