中村天風と心理学療法

よく「心理学で心をよむ」といいますね。あれは、実験心理学から導かれるもので、テレビで活躍中の植木理恵さんは、その分野の第一人者です。
さて、今回は、なぜ中村天風さんの教えを学ぶと、体と心の病に効果があるのか、心理学と神経科学から、考えてみたいと思います。心理学は「心の科学」ですから、メンタルケアと人情の機微を学ぶのが本質ですね。
医学博士でもある中村天風さんは、まず、健康のために、次の三つを説きます。1思考
2呼吸
3食べ物
続いて思考は神経につながり、神経叢から体の各部につながるので、心を解放することを説きます。
中村天風さんの心を解放する教えのポイントと対応する心理学の心理療法は、以下のようになります。
1寝る前と起き抜けの自己暗示・アファメーション=催眠療法
2客観的に自己をみつめる・プラス思考・光明思想(心の積極化)=論理療法・認知療法・ゲシュタルト療法3呼吸法=ヒプノセラピー
このように見てみると、1はスピリチュアルカウンセリング、2はカウンセリング、3はカウンセリング、と分析できます。心理学でのスピリチュアルカウンセリングは、宗教・宗派を超えて、宇宙の法則で生きることです。
中村天風さんの教えは、まさに、温故知新と言えます。