談林俳諧と蕉風俳諧

○談林の俳諧
(特徴)
一 貞門の格式を打破。
二 着想は奇抜、用語は自由、表現は奔放になった。
(作者)
西山宗因・井原西鶴など。
(著作)
談林十百韻・・句集。田代松意編。談林風を確立する要因となった。

○蕉風の俳諧
(特徴)
一 庶民的な中に高い芸術性を完成。
二 大自然と融合し、その実現を平易に表現。
三 諦観的態度で詠み、観照的。
四 幽玄閑寂な「さび」「しをり」「細み」の境地を完成。
五 「匂(におい)」「響(ひびき)」「うつり」という象徴的な付句(つけく)の方式を完成。