補色とは

色相環
虹色は、赤→橙→黄→緑→青→藍→紫の七色です。「せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し」と覚えると覚えやすいものです。

虹色の順番「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」に赤紫を加えて、リング状にならべると下のようになります。これを色相環と言います。色相環には色々な種類がありますが、この色相環は日本色研配色体系(PCCS)の色相環です。(現在は、マンセルの24色相ですが、元型のゲーテは12色相です)
黄色を中心に考えると、黄色から距離が近い色相は「黄緑」や「オレンジ」であり、逆に遠い色相は「青紫」です。黄色と最も離れている色相は「青紫」であり、ちょうど黄色の対向に位置しています。

このように色相環の反対側に位置する二色を補色と言います。反対色という言葉がありますが、意味はほぼ同じです。

赤の補色は緑になり、青の補色は橙になります。補色は混ぜると黒になりますが、光の色を合わせると白になります。この世は光と闇であるとプラトンはいいましたが、まさにその通りですね。