運命の法則
現代の多産系作家(和田秀樹・斎藤孝・中谷彰宏)の一人、中谷(なかたに)彰(あき)宏(ひろ)氏は、占い好きとしても知られ、西谷泰人氏の影響で、手相を特技とするも人物でもあります。その趣味の占いの体験談をもとにして書かれたのが、『占いで運命を変えることができる』(三笠書房)という本です。
その本の中で11人の有名な占い師にインタビューし、冒頭で「運命の法則」を次のようにまとめています。
(運命の第一法則)運の強い人と、運の弱い人はいる。
(運命の第二法則)運が強い人にしがみつけば、運が強くなる。
(運命の第三法則)宿命を知ることで、運命は変えることができる。
この中でも、第二の「運勢の強い、ツイている人と友達になる」法則は企業経営者もよく自覚していることが多く、松下幸之助・吉本晴彦・船井幸雄などの各氏もその重要性を述べています。
また、末尾では、「占い開運の法則」として次のようにまとめています。
(占い開運の第一法則)占いは100%信じて、120%で生きる。
(占い開運の第二法則)占いは、楽をするためにあるのでなく、努力するためにある。
(占い開運の第三法則)占いで、生きる勇気をもらってくる。
この中で、特に第三法則「勇気をもらう」のは重要だと思います。私も占いの勉強をかねて、定期的に鑑定をしてもらいに出かけることがありますが、よい占い師の鑑定のあとは、必ず手相をみるとよい線が出現してくるものなのです。また、適職をしることで得意なものに挑戦し、運勢を上げることができるというメリットもあります。
この本の中で、中谷彰宏氏がインタビューした人気占い師は、次の11人です。この中で、私が直接関わりのあった肩には、○をつけてみます。
1加藤眞由儒(かとうまさよし)「霊視」
2來夢(らいむ)「占星学」「心理学」「スピリチュアリズム」
3安斎(あんざい)勝洋(かつひろ)「姓名判断」「印相」「風水」○
4弦(げん)エニシ「タロット」「西洋占星術」「姓名透視」「気学」「霊感」
5早坂(はやさか)周(しゅう)鴻(こう)「四柱推命」「算命学」「チャネリング」
6ミミ月丘(つきおか)「タロット」「霊視」「密教占星術」「気学」
7西谷(にしたに)泰人(やすと)「手相」「人相」「方位学」○
8菅野(すがの)鈴子(すずこ)「手相」「人相」「気学」「タロット」
9小山(こやま)眞樹代(まきよ)「四柱推命」「紫微斗数」「易」
10ロミ詩(し)織(おり)「タロット」「ジプシー」「手相」「気学」
11やましたやすこ「数秘術」「イーチン・タロット」
安斎勝洋氏も西谷泰人氏も、鑑定を受けた後、非常に運勢があがりました。よい占い師との出会いは、とても重要だと認識させられました。小説家の高木彬光氏も、若い頃に占い師に作家に向いているといわれ、作家を目指したことが彼のエッセイ、『占い人生論』(東洋書院)に書かれています。それだけ、占い師のことばというものは重要であるといえます。占いを勉強する方は、周囲の方の鑑定をする機会があると思いますが、言葉の力を認識しながら、みてみるようにしてくださいね。