IQとEQ

IQ・EQ・SQについて

○IQ(知能指数)・ISS(知能偏差値)について
ビネー式・・精神年齢(MA)÷生活年齢(CA)×100  ※児童向け
ウェクスラー式・・言語性検査+動作性検査  ※成人向け(言語・動作・全体性)

知能段階 ウェクスラー式IQ この段階の割合
非常に優れている 130以上 2.2%
優れている 120–129 6.7%
平均の上 110–119 16.1%
平均 90–109 50%
平均の下 81–89 16.1%
境界線 70–80 6.7%
知的障害(認知症を含む) 69以下 2.2%
知能段階 ビネー式IQ ビネー式ISS この段階の割合
最上(最優) 141以上 75以上 0.6%
上(優) 125–140 65–74 6.1%
中の上 109–124 55–64 24.2%
中 93–108 45–54 38.2%
中の下 77–92 35–44 24.2%
下(劣) 61–76 25–34 6.1%
最下(最劣) 60以下 24以下 0.6%


○EQ(Emotional Inteligence 心の知能指数)について
ゴールマン・・人間性の豊かさを重視
1自分自身の情動を知る
2感情を制御する
3自分を動機づける
4他人の感情を認識する
5人間関係をうまく処理する

EQの四領域と関連コンピテンシー(ダニエル・ゴールマン提唱)
○個人的コンピテンシー・・自分自身に対処する能力
【自己認識】
感情の自己認識・・自分自身の感情を読み取り、そのインパクトを認識する。直観を信じて決断する。
正確な自己評価・・自分の長所と限界を知る。
自信・・自分の価値と能力に対する健全な信頼。
【自己管理】
感情のコントロール・・不遜な感情や衝動をコントロールする。
透明性・・正直と誠実。信頼できること。
順応性・・状況の変化に順応し、障害を克服できる柔軟性。
達成意欲・・自分の内なる目標基準の達成を目指してパフォーマンスを向上させる意欲。
イニシアチブ・・進んで行動を起こし、チャンスをつかむ。
楽観・・ものごとのよい面を見る。
○社会的コンピテンシー・・人間関係に対処する能力
【社会認識】
共感・・他者の感情を感知し、他者の視点を理解し、他者の事情に積極的関心を示す。
組織感覚力・・組織内の潮流、意思決定ネットワーク、政治力学を読み取る。
奉仕・・部下や顧客のニーズを認識し、対応する。
【人間関係の管理】
鼓舞激励・・求心力のあるビジョンを掲げてモチベーションを与える。
影響力・・さまざまな説得術を行使する・
育成力・・フィードバックと指導を通じて、他者を育てる。
変革促進・・新機軸を発議し、管理し、統率する・
紛争処理・・意見の相違を解決する。
チームワークと協調・・協調とチーム作り。

○SQ(Social Inteligence 生き方の知能指数)について
ゴールマン・・社会脳・社会神経科学の研究を重視
EQ(情動的知性) SQ(社会的知性)
自己認識 社会的意識
  原共感
  共感的正確性
  傾聴
  社会的認知能力
自己管理 社会的才覚(人間関係の管理)
  同調性
  自己表現力
  影響力
  関心