現代文の広がり

 こんばんは。現代文という科目は、扱い方や指導法にばらつきがあります。そのために、自分と相性のよい解説や指導法で書かれていることが必要です。例えば、本文の読解を中心にする読み方、設問の解き方を中心とした解説を行うもの、背景となる知識を注入していくものなど、さまざまなものがあります。また、現代文の参考書も、かつての『新釈現代文』(新塔社)ようにハードカバーのものが姿を消しました。
 また、入試頻出作家も高校入試の中村光男、大学入試の小林秀雄という図式は完全にくずれ、頻出作家もめまぐるしく変わってきています。テーマも多彩になりつつあり、教養的な要素が強くなってきています。また、漢字ドリルだけでなく、現代文用語集も利用することが一般的になりつつあります。このような摑みにくい現代文ですが、真正面から立ち向かった人物がいます。次回からはそれらの人物を紹介していきます。